GLOSSARY

2008年のヴィンテージ

ブルゴーニュでは屡あるように、2008年のヴィンテージは骨が折れ、夏の間ずっとヴィニュロンたちの根気と手腕が問われました。とくに8月、例年より雨が多かったせいもあって、ブドウ樹をベト病から守り続けるのは決して容易ではありませんでした。

 

ボトリティス菌がつかないように、徐葉を念入りに施すことが必須となりました。

 

幸い9月は、この月の天候データを平均すれば一年で一番乾燥していたことになり、9月7日から収穫まで北風が絶え間なくそよぎ続けたので、ボトリティス菌の繁殖が大幅に阻まれました。御蔭で腐敗による果実の喪失もなく、収穫にふさわしいパーフェクトな成熟度にブドウが達するまで、悠に9月末を待つことができました。北風はまた、皮を乾かしてブドウの水分を飛ばしたので、8月の雨の影響を完全に消し去ってくれました。

 

マロラクティック発酵は長らくゆっくりと進んで終了し、主にリンゴ酸に起因していた過多な酸がなくなると、しっかりした骨格を呈し、鮮明な色調とフレッシュなアロマに縁取られる、各クリュの個性を的確に表したワインに成長しました。

 

2008年の収穫日と果実の特徴は、私たちを半世紀前にタイムスリップさせるような、地球温暖化の影響を感じ始める以前のクラシックなものだと言えます。

DOMAINE MICHEL GROS - 7 RUE DES COMMUNES - 21700 VOSNE ROMANEE - FRANCE