オート・コート・ド・ニュイのブドウ畑


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Fontaine Saint Martin Blanc Monopole
Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Blanc
Fontaine Saint Martin Monopole

フォンテーヌ・サン・マルタンです
!の"# : 3,25ヘクタール
ブドウの年齢 : 25 年
平均年間生産量 : 10 000 本
ブドウの種類 : シャルドネ


ブドウの木の場所:

私の父ジャン・グロと、私自身が40年の月日をかけて造り上げた 一つの区画、それがオート・コートのアルスナン村にあるフォン テーヌ・サン・マルタンです。
コート・ド・ニュイに見られるような東南東向きの斜面、標高350 ~390メートルの間に、この7ヘクタールのブドウ畑が段々状に連 なっています。眼下に小谷とリュー=デュー・デ・シャン(Lieu- Dieu des Champs:作物の神が宿る場所、の意)のシトー修道院を 眺めることができ、シスターたちによって経営されていたこの古 い尼僧院は、約800年前に創設されたとされ、この丘にブドウ畑を 所有していました。19世紀末のフィロキセラ禍によってブドウ畑 が壊滅して以来、その畑の大部分は再び森で覆われていました。
1976年に父ジャンが森の開拓に着手し、続いて私が畑の再建に取 り掛かり、1981~86年にかけて4ヘクタールの畑にピノ・ノワール を植栽しました。87年から残りの3ヘクタールにシャルドネを植え 始め、2007年に購入した最後の1ヘクタールを2009年に植え替えた とき、この畑全域の再統合を果たし、植栽作業を完了しました。
この畑に見られるのは、ジュラ紀オックスフォーディアン後期の 石灰とマールが混ざった土壌です。同じ地層が5キロメートル南の コルトンの丘にも見られ、丘麓に位置するペルナン・ヴェルジュ レス村の名に因んで一般に《ペルナンのマール》と呼ばれていま す。
私はこれまでずっとオート・コートのブドウを、区画ごとに分け て醸造してきました。夫々の区画のワインを瓶詰め直前まで熟成 過程を観察し、最終的なブレンドを実行してきました。 つまり、30年近くのヴィンテージに跨って、フォンテーヌ・サン ・マルタンのワインの魅力とオリジナリティを把握しています。
このような背景のもと、この区画の元来の姿を取り戻し、再現し たいという意志に駆られ、長きに渡って畑の再建に取り組み、個 性豊かな一つのキュヴェに造り上げることを達成しました。
ドメーヌ・ミシェル・グロの新たなモノポール《フォンテーヌ・ サン・マルタン》は、2014年のヴィンテージを皮切りに、単一畑 のキュヴェとして赤白ともにリリースします。
オート=コートのブランの畑は、ピノ・ノワールの畑に隣接し、 ぶどうの木は前述のルージュと同じ方法で植えられている。この 場所には特に泥灰土が多いので、シャルドネの栽培に適している 。剪定には、グイヨ・サンプル式を採用している。畑は標高360~ 380mにあり、下層土は《ペルナンの泥灰土》で構成されている。 この地層はペルナン=ヴェルジュレスやコルトンの丘にも見られ るため、ワインはそこで造られているものと類似性がある。標高 が高い分だけ、このワインにはフレッシュ感が際立っている。

Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits
Bourgogne
Hautes-Côtes de Nuits

面積 : 8ヘクタール
ブドウの年齢 : 35年
平均年間生産量 : 15 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール

ブドウの木の場所 :
オート=コート(丘の上方)のぶどう畑は、他と同様、1885~ 1900年にかけてフランス全土を襲ったフィロクセラ禍によって 全滅した。コート(丘の中腹から麓にかけて)はその後直ぐに 植えかえられたが、オート=コートは1970年代になるまで復活 しなかった。私の父、ジャン・グロはこのワインを復活させた 先駆者の一人である。
オート=コートの私たちの畑はアルスナン村にある。この村は ムザン川の渓谷の奥にあり、ニュイ・サン・ジョルジュから西 に7km行ったところである。畑は南東向きの斜面にあって、標 高は360~420mである。つまりコートの畑に比べて約100m高 い。この標高差によって、収穫は約8日間遅くなる。
ぶどうの木は、夫々の列の間に2,6mの幅をとって植えられてい る。また、棚の高さは1,8mに設定している。この方法だと、等 高線のカーブに沿わせることができるし、列毎に小さな段状に することが可能になる。各列の間には芝生を植え、剪定はコル ドン・ビラテラル(T字形)式を採用している。
オート=コートの表土と下層土は3つの地層を含んでおり、標 高がここより100m低いコート・ド・ボーヌのアロース=コル トンに見られる地層と全く同じ構成となっている。つまりこの 事から、このワインが力強く男性的な特徴をもっていて、長熟 性に非常に富むということが理解できる。

Au Vallon
Bourgogne Hautes-Côtes
de Nuits Au Vallon

面積 : 3ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 7 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール

ブドウの木の場所 :
ミシェルのオート・コートに対する個性と可能性の探求は続きます。
2014年を皮切りにリリースしたモノポール・フォンテーヌ・サン・マルタンに続いて、2016年のヴィンテージから《オー・ヴァロン》のキュヴェを独立させることにしました。
3ヘクタールに及ぶこのリューディは、マレイ・レ・フュッセイ村に位置し、標高425~440mの間、真南向きの丘陵の斜面に横たわり、畑を境に森が広がっています。
区画の上部はオックスフォーディアンのマール土壌、中腹から下部にかけて同じ時代の粘土石灰岩土壌が基盤となっています。
フィロキセラ禍以来手つかずになっていたこの土地の開墾を始めたのは1978年のこと、ミシェルは順繰りにピノ・ノワールを植えていきました。それまでは同村の教会が所有し長い交渉を経て2013年にやっと手に入れた最後の区画を持ってして、オー・ヴァロンの全区画の植栽を完了しました。開墾当初から最後に植えられたブドウ樹の総合的な平均樹齢をとれば、すでに30年の樹齢にのぼります。

オート・コートのそれぞれのリューディは、以前からずっと分けて醸造し熟成させてきました。つまり瓶詰め2か月前に最終的にブレンドするまで、栽培と造りの段階で各区画の個性を研究し記憶していたのです。ミシェルはそれぞれの区画から生まれるワインの個性を、自らの体験と記憶によって熟知しています。
《ル・ヴァロン》の個性は、オート・コートの他のキュヴェより、タンニンがシルキーで、酸が優しいことです。そのため若くからして柔らかく飲みやすいワインになります。
「太陽」を感じさせるこのキュヴェの味わいは、ブドウ樹が育つ環境を反映しています。真南向きの斜面がうける最大の日射、北や東から吹き抜ける風を隣接する森や丘が遮断し寒さから守っていること、ブドウ樹が浴するそういった恩恵が自然とワインに現れているのでしょう。

Fontaine Saint Martin Rouge Monopole
Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Rouge
Fontaine Saint Martin Monopole

フォンテーヌ・サン・マルタンです
畑の面積 : 4 ha
ブドウの年齢 : 40 years old
平均年間生産量 : 15 000 bottles
ブドウの種類 : Pinot Noir

ブドウの木の場所 :
私の父ジャン・グロと、私自身が40年の月日をかけて造り上げた 一つの区画、それがオート・コートのアルスナン村にあるフォン テーヌ・サン・マルタンです。
コート・ド・ニュイに見られるような東南東向きの斜面、標高350 ~390メートルの間に、この7ヘクタールのブドウ畑が段々状に連 なっています。眼下に小谷とリュー=デュー・デ・シャン(Lieu- Dieu des Champs:作物の神が宿る場所、の意)のシトー修道院を 眺めることができ、シスターたちによって経営されていたこの古 い尼僧院は、約800年前に創設されたとされ、この丘にブドウ畑を 所有していました。19世紀末のフィロキセラ禍によってブドウ畑 が壊滅して以来、その畑の大部分は再び森で覆われていました。
1976年に父ジャンが森の開拓に着手し、続いて私が畑の再建に取 り掛かり、1981~86年にかけて4ヘクタールの畑にピノ・ノワール を植栽しました。87年から残りの3ヘクタールにシャルドネを植え 始め、2007年に購入した最後の1ヘクタールを2009年に植え替えた とき、この畑全域の再統合を果たし、植栽作業を完了しました。
この畑に見られるのは、ジュラ紀オックスフォーディアン後期の 石灰とマールが混ざった土壌です。同じ地層が5キロメートル南の コルトンの丘にも見られ、丘麓に位置するペルナン・ヴェルジュ レス村の名に因んで一般に《ペルナンのマール》と呼ばれていま す。
私はこれまでずっとオート・コートのブドウを、区画ごとに分け て醸造してきました。夫々の区画のワインを瓶詰め直前まで熟成 過程を観察し、最終的なブレンドを実行してきました。 つまり、30年近くのヴィンテージに跨って、フォンテーヌ・サン ・マルタンのワインの魅力とオリジナリティを把握しています。
このような背景のもと、この区画の元来の姿を取り戻し、再現し たいという意志に駆られ、長きに渡って畑の再建に取り組み、個 性豊かな一つのキュヴェに造り上げることを達成しました。
ドメーヌ・ミシェル・グロの新たなモノポール《フォンテーヌ・ サン・マルタン》は、2014年のヴィンテージを皮切りに、単一畑 のキュヴェとして赤白ともにリリースします。
オート=コートのブランの畑は、ピノ・ノワールの畑に隣接し、 ぶどうの木は前述のルージュと同じ方法で植えられている。この 場所には特に泥灰土が多いので、シャルドネの栽培に適している 。剪定には、グイヨ・サンプル式を採用している。畑は標高360~ 380mにあり、下層土は《ペルナンの泥灰土》で構成されている。 この地層はペルナン=ヴェルジュレスやコルトンの丘にも見られ るため、ワインはそこで造られているものと類似性がある。標高 が高い分だけ、このワインにはフレッシュ感が際立っている。

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